スプレッドとは

スプレッドとは、買い値と売り値の差を言います。例えば、同じ場所、同じタイミングで100円以下で買いたい人と50円以上で売りたい人がいれば、取引は成立しますよね。
そういった取引を仲介するのがFX会社である、といった風に考えれば理解しやすい項目である、と思います。

仲介する立場の人(=FX会社)は、例えば、上記の例の様な人達を見つけ、50円で仕入れて、100円で売ると、50円の利益を得ることができる。といった具合です。
続いて90円以下で買いたい人が2人いれば、90円未満で売ってくれる人を2人探す、もしくは、90円未満で2人分売ってくれる人を探せば、取引を成立させることができる、といった具合です。(下記図1.参照)

図1. 相場形成イメージ

 上記のようなやりとり部分は、FX会社や銀行、海外旅行に行った場合の空港にある両替所等で実施されているのかも知れませんが、FXのトレードを取引ツールを用いて実施する上では、直接は考慮しなくて良い項目です。

図2. FXで取引が行われるイメージ

 図2.のように、FX会社が刻一刻と変化している相場の情報をつかみ取り、市場参加を検討している個人投資家へ、
ある時は、110.000円で売れます。110.020円で買えます。
またある時は、120.000円で売れます。120.020円で買えます。
といった具合で売買のレートを提示してくれます。

 この買値と売値の差をスプレッドと言い、この場合は、110.020円-110.000円=0.02円(=2銭、2pips)の差がある計算で、スプレッドは2銭、という表現になります。

上記で説明した例では、DD(ディーリングディスク、Dealing Desk)方式という、日本限定で一般的な取引方式を例にスプレッドを解説しました。方式の違いに関しては、この記事では取り扱いません。

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