FXでの資金の運用

ここでは、FX会社に資金を預けた後、どのように運用するのかについて、
簡単に解説します。例1として、資金100万円を預け、USD/JPYの通過ペアに対して、1lotの買い注文を入れ、約定したとします。

約定すると、そのポジションを保有するには必要証拠金という資金が使われ、
預り金から必要証拠金を差し引いた余剰証拠金が、さらにポジションを保有したりする際に使われる資金となります。

次に、その後、為替レートが変化し、例2に示すように、買い注文が約定した時は、1ドル=105円だったレートが、円安方向に動き、1ドル106円となった場合の資金について解説しますと、

1lot=10万通貨ペアの場合、(106-105)×10万=10万円の含み益が発生します。
必要証拠金は大幅には変化しませんので(必要証拠金が変化する際はFX会社からメール等による連絡がある)、含み益を足した資金が余剰証拠金になります。

 一方、為替レートの変化が1ドル105円から1ドル104円に変化した場合の資金はどうなるのかを解説致しますと、下記例3のようになります。

1lot=10万通過ペアの場合、(104-105)×10万=-10万円。 
-10万円の含み益、10万円の含み損が発生します。
含み損を差し引いた資金が余剰証拠金として計算されます。

上述が、FX会社に資金を預けた際、どのように運用するのか、ポジションを保有した際の資金に対する考え方の基本を解説致しました。
 105円の買い注文がさらに円高に推移したらどうなるのか、といった疑問が生じると思います。これについては、次の記事で解説致します。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする