あなたも、これまでの人生で郵便局への貯金、または、銀行への預金というものを経験してきた事と思います。
銀行へ預金しておくと、預金額、預金期間に応じて金利が頂けるというのがFXでのスワップに相当すると考えれば理解しやすいと思います。
金利の比較的高い国の通貨と金利の比較的安い国の通貨との通貨ペアで、金利の比較的高い国の通貨の買いポジションを保有しておくことで、FX会社の規定の時間にスワップを受け取る事ができる、といった具合です。
具体例を用いて説明します。
例1のように、USD/JPYが105円の時に10万通貨の買いポジションを保有し、1年間、そのポジションを保有し続けると、約18万円のスワップポイントを受け取る事ができる計算です。
一方、FXでは売りポジションを保有することも可能です。では、売りポジションを保有し続けた場合、どのようになるのか例2で解説致します。
例2のように、USD/JPYが105円の時に10万通貨の売りポジションを保有し、1年間、そのポジションを保有し続けると、約18万円のスワップポイントを支払う必要がある、という計算です。
上述までのように、年間レベル等の中長期目線でFXに取り組むならば、スワップというものを理解し、実践に役立てることは、あまり手をかけずに資産形成を考える上での一つの策として有効であると思います。
一方で、トレーディングを俗に言う『オタク』レベルに極めて、資産形成を狙うといった方は、逆スワップが発生する事も考慮した上で、もう少し短めの時間軸で取引を行うスキルを種々身に着ける必要がある、と言えます。
いずれにせよFXで取引を行う上で、ポジションを保有すれば、スワップという金利ポイントを考慮する必要がありますので、理解しておいて損はない項目です。